行政書士の電子化が、ここ数年でずいぶん進んできたように感じます。
電子申請や電子証明書、gBizIDなどを利用する機会が増える一方で、行政書士事務所そのもののサービスも少しずつ変わってきました。
8月も後半に入りましたが、当事務所でもこのたび、これまでの銀行振込に加えて、クレジットカードによるオンライン決済に対応しました。
もちろん、従来どおり銀行振込でもお支払いいただけます。
個人のお客様など、「銀行振込をする時間がなかなか取れない」「もう少し簡単に支払いたい」という場合に、選択肢の一つとして利用していただければと思っています。
便利になる一方で、こうした仕組みを導入すると、改めて感じるのが情報セキュリティの大切さです。
行政書士の電子化は申請手続でも進んでいます
行政手続そのものも電子化が進んでいます。
gBizIDを利用した手続や代理申請の仕組みも広がり、行政書士が使用する電子証明書を利用してオンラインで申請する機会も増えてきました。
以前であれば、
申請書を作る
↓
押印する
↓
役所へ持参する
という流れが一般的でした。
もちろん現在でも紙による手続は多く残っていますが、行政書士の仕事も確実に変化しています。
2026年1月に施行された改正行政書士法でも、デジタル社会の進展を踏まえ、情報通信技術の活用などを通じて国民の利便向上や業務の改善進歩を図ることが、行政書士の職責として示されています。
行政手続の専門家である以上、法律や制度だけではなく、こうした情報通信の仕組みについてもある程度理解しておく必要がある時代になってきたのだと思います。
行政書士の電子化と情報セキュリティ
電子申請、クラウドサービス、電子証明書、オンライン決済。
便利なものが増えるほど、安全に利用するための知識も必要になります。
そこで最近、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が公開している情報セキュリティ関係の教材を使って、改めて勉強しています。
中でも「5分でできる!情報セキュリティポイント学習」は、とても具体的で分かりやすい教材です。
例えば、
- 経営者としての情報セキュリティへの向き合い方
- 組織としてのセキュリティ対策
- 守るべき情報資産
- スマートフォンの業務利用
- ネットワーク機器の設定
- 取引先や委託先を含めたセキュリティ対策
といった内容が、実際の職場で起こりそうな事例を使って説明されています。
「情報セキュリティ」という言葉だけを見ると難しい技術の話に思えますが、実際にはそうではありません。
お客様から預かった書類、メール、スマートフォン、パソコン、複合機、クラウドサービスなど、普段利用しているものすべてに関係してきます。
便利さと安全性の両方を考える
今回のクレジットカード決済への対応も、それほど大げさなものではありません。
銀行振込が便利な方はこれまでどおり銀行振込を利用していただき、クレジットカードの方が便利な方にはカードを使っていただく。
選択肢を一つ増やした、という程度のものです。
ただし、行政書士の電子化が進んでいくほど、「便利になりました」だけでは済まなくなります。
行政書士は個人情報や会社の重要な書類を扱う仕事ですから、その裏側にある情報セキュリティについても継続して学ぶ必要があります。
8月もそろそろ終わりに近づき、また新しい季節が始まります。
法律や制度も変わり、仕事の方法も少しずつ変わっていきます。
昔から変わらない部分を大切にしながら、新しく便利になったものについては安全性を考えながら取り入れていく。
これからも市原市の行政書士として、そうした小さな改善を積み重ねていければと思っています。ける事務所づくりを少しずつ進めていきたいと思います。



