5月も終わりに近づき、日中は初夏を思わせるような陽気となってきました。
木々の緑も濃くなり、外を歩いているだけでも、季節が一段進んだことを感じます。
本日は、アパホテル&リゾート東京ベイ幕張において、日本行政書士政治連盟千葉会の定期大会、そして千葉県行政書士会の令和8年度定時総会が開催されます。
総会前に配布された資料に目を通すと、令和7年度に行われた各部の事業報告や、令和8年度の事業計画、予算案、会則改正案など、会の運営に関わる多くの内容が整理されています。
数字や議案だけを見ると少し硬い印象もありますが、その一つひとつは、行政書士会がどのように活動し、これからどこへ向かおうとしているのかを示すものでもあります。
行政書士制度を支える日政連の活動
午前には、日本行政書士政治連盟千葉会の定期大会が行われます。
日政連は、行政書士制度の発展や職域の確保・拡大のため、政治・行政との連携を図る重要な役割を担っています。
総会前資料でも、国民の利便に資する行政書士制度の推進や、地域との連携強化が運動方針として掲げられています。
行政書士の業務は、法律や制度の変化と深く関係しています。
そのため、現場で業務を行う行政書士だけでなく、制度そのものを支える活動も欠かせません。
地域の議員や行政機関との関係を深め、行政書士制度をどう発展させていくか。
こうした視点は、日々の実務だけでは見えにくい部分ですが、業界全体にとって大切な土台となります。
千葉県行政書士会の定時総会
午後からは、千葉県行政書士会の令和8年度定時総会が開催されます。
今回の総会では、令和7年度の事業報告や決算、令和8年度の事業計画、予算などが審議されます。
総会前資料には、総務、広報、研修、建設・土地・環境、運輸交通、法務、国際業務など、多くの分野での活動報告がまとめられています。
行政書士会の活動は、会員のための研修や情報提供にとどまりません。
災害時支援、無料相談、出前授業、関係行政機関との協議など、地域社会と制度をつなぐ取り組みも含まれています。
普段の業務だけを見ていると、行政書士会の活動全体はなかなか見えにくいものです。
しかし、こうした資料を読むと、会が非常に幅広い分野で動いていることを改めて感じます。
デジタル化で変わる行政手続き
特に注目されるのは、行政手続きのデジタル化への対応です。
総会前資料でも、会務システムの導入推進、会員名簿のデジタル化、メール配信テスト、GビズIDを活用した補助金代理申請に関する情報収集など、電子化に関する取り組みが確認できます。
最近では、以前であれば紙で提出していた書類や、窓口で行っていた手続きが、少しずつ電子申請やオンラインでの処理に移行しています。
もちろん、すべてが一気に変わるわけではありません。
紙の書類、押印、対面での確認が必要な場面も、まだ多く残っています。
しかし、その一方で、日々さまざまな事柄が電子媒体で処理できるようになっています。
申請、確認、情報共有、資料提出など、これまで時間がかかっていたものが、新しい方法で進められるようになってきました。
そして、その変化の速度は年々上がっているように感じます。
行政書士にとっても、単に書類を作成するだけではなく、制度の変化や電子申請の仕組みに対応し、依頼者に分かりやすく案内する力がますます重要になっています。
業務の専門化と会務の変化
令和8年度の事業計画では、改正行政書士法の趣旨を踏まえた取り組みや、会員への研修・情報提供、監察活動、会務運営の効率化などが掲げられています。
また、業務分野の多様化に合わせて、組織体制の見直しも進められています。
総会前資料では、建設・土地・環境分野や法務分野について、より専門的に対応できる体制づくりが示されています。
建設業務、土地業務、環境業務、市民法務、経営法務、生活安全衛生業務など、行政書士が関わる分野は非常に幅広くなっています。
それぞれの分野で必要とされる知識も深まり、行政書士には、より専門的で実務的な対応が求められる時代になってきました。
初夏の空気の中で感じる、新しい時代の流れ
初夏の爽やかな空気の中で開催される今回の総会は、単なる年次行事ではなく、これからの行政書士業務を考える大切な機会でもあります。
制度が変わり、手続きが変わり、使う道具も変わっていきます。
紙から電子へ、窓口からオンラインへ、そして人の経験とデジタル技術を組み合わせた新しい実務へ。
総会前資料に記載された事業報告や計画を見ても、行政書士会がその変化に対応しようとしていることが分かります。
行政書士の仕事も、これまでの積み重ねを大切にしながら、新しい時代に合わせて変化していく必要があります。
私自身も、千葉県行政書士会市原支部の一員として、地域の皆様に分かりやすく、安心してご相談いただけるよう、日々の業務に取り組んでまいります。
季節は初夏へと進み、社会の仕組みも少しずつ、しかし確実に変わっています。
その変化を前向きに受け止めながら、行政書士としてできることを一つひとつ積み重ねていきたいと思います。

