朝晩の冷え込みが一段と厳しくなり、秋の深まりを感じる季節となりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。今日は、千葉県市原市の八幡公民館会議室にて、千葉県行政書士会 市原支部の第2回研修会が開催されました。今回の研修は、同じ市原支部の会員である小笠原先生にご講義いただき、非常に充実した内容となりました。
研修のテーマ
研修のテーマは、特にエンディングノートや遺言書作成に関連するもので、行政書士にとって欠かせない知識を深める絶好の機会となりました。エンディングノートには、法務局が作成したものと、国土交通省などが監修している住まいのエンディングノートを学習しましたが、それぞれの活用方法やポイントを学びました。いずれのエンディングノートも、高齢者の方々が自分らしい最期を迎えるための準備に大いに役立つもので、行政書士としてもしっかり理解しておくべき内容だと感じました。
さらに、私は宅地建物取引士の資格も持っているため、有料老人ホームに関する重要事項説明書についても、非常に参考になりました。この重要事項説明書は、不動産業務と同様に、契約時における重要な情報を依頼者様にしっかりと伝えるためのものです。高齢者が安心して住まいを選ぶためには、施設の選定基準や契約内容を明確に理解することが大切であり、行政書士としてもそのサポートが重要であると実感しました。
小笠原先生は、動画を交えた分かりやすい講義で、エンディングノートや遺言書作成に関する法的な要点や実務的なアドバイスを提供してくださいました。特に、遺言書作成においては、法律に基づく正しい手続きや注意点を学ぶことができ、これからの業務に直結する内容で大変有益でした。
また、研修では、以下のようなテーマにも触れ、依頼者様に対するサポートを一層強化できる内容が多くありました:
- エンディングノートの作成とその活用法
- 遺言書作成の法的効力と注意点
- 有料老人ホームの重要事項説明書と契約のポイント
- 高齢者向けフレイル予防と健康管理
- 法テラスQ&A(犯罪被害者支援、多重債務問題など)
- 介護保険サービスガイドや後期高齢者医療制度の最新情報
これらの情報は、私たち行政書士が日々の業務で直面する事例に役立つものばかりで、依頼者様に対してより良いアドバイスを提供するために必要な知識です。
懇親会
研修後の懇親会では、参加者同士で貴重な情報交換が行われ、2時間にわたって業務に対する考え方やアイデアをシェアすることができました。冷え込む中でも、温かい雰囲気の中で交流できたことが大変有意義でした。
これからもこうした研修を通じて、専門知識をさらに深め、依頼者様にとってより良いサービスを提供できるよう努めてまいります。引き続き、地域社会に貢献できる行政書士として成長していきますので、今後ともよろしくお願いいたします。