建設業法には様々な技術者が登場いたしますが、主任技術者について、
建設業許可を取得する時の要件としての専任技術者と大変に紛らわしいですが、工事現場に配置すべき技術者として、主任技術者、監理技術者がございます。
この主任技術者と監理技術者はどのように違うのでしょうか？
引用 建設業法
（主任技術者及び監理技術者の設置等）
第二十六条 建設業者は、その請け負つた建設工事を施工するときは、当該建設工事に関し第七条第二号イ、ロ又はハに該当する者で当該工事現場における建設工事の施工の技術上の管理をつかさどるもの（以下「主任技術者」という。）を置かなければならない。
では配置する技術者が［主任技術者］なのか［監理技術者］であるのかの違いについては
建設業の許可を受けている建設業者は元請、下請、金額に関係なく主任技術者を配置しなければなりません。
また、発注者から直接に建設工事を請け負い金額4,000万円（建築一式は6,000万円）以上の下請け契約を締結した特定建設業者は、主任技術者に変えて監理技術者を配置する必要があります。
※特定建設業許可 発注者から直接工事を請け負い（元請工事）、一件の建設工事の下請代金の合計金額が4,000万円（税込）以上（建築一式の場合には6,000万円以上（税込））の工事を下請に出す場合に取得が義務付けられている許
元請負人が提供する資材の価格は含みません
では主任技術者の要件は悪鬼のようになります。
・一級、二級国家資格者
・登録基幹技能者
・指定学科＋実務経験者
・実務経験者（10年以上）
